電車編成の例外
基本的にひとつの形式では、系列番号の形式および系列番号-1の形式で編成を組んでいますが、下記の場合は例外があります。
@出力増強等で電動車の形式に変更があったが制御車や付随車に変更がない場合
A交直流電車で50/60Hzの共通化により電動車の形式に変更があったが制御車や付随車に変更がない場合
113系は@に該当します。113系は111系の電動機出力を増強して製造されましたが電動車以外は111のままです。
403系や423系も@に該当します。403系や423系は401系や421系の電動機出力を増強して製造されましたが電動車以外は401や421のままです。尚、401系と403系は50Hz用、421系と423系は60Hz用です。
415系はAに該当します。交直流近郊形電車は前出の401/403/421/423系が製造されました、後に50/60Hzを共通化した電車が製造される事になりましたが、当時は401/403/421/423系を411系と413系に改番の上、電動車以外は411に統一する計画がありました。そのため共通化した電車は415系となり、電動車以外は411としました。しかし改番は実現せずに411系は幻の系列となり、413系は改造車に付番されてしまいました。このような経緯で411系という系列は存在しないのに、411を名乗る形式が存在します。
485系もAに該当します。481系は60Hz用で製造され、後に50Hz用として483系、50/60Hz両用として485系が製造されましたが電動車以外は481のままです。
583系もAに該当します。581系は60Hz用で製造され、後に50/60Hz両用として583系が製造されましたが電動車以外は581のままです。